酸素カプセルで身体をさび付かせるって本当?

皆さんは、酸素カプセルをご存知ですか?プロのスポーツ選手が疲労回復に利用していることで話題になっていましたよね。身体に良い効果がある反面、副作用がある、身体がサビるなどという話を耳にすることもしばしば。本当に酸素カプセルで身体がサビるの?と疑問に思う方も多いでしょう。そこで今回は、酸素と人体の関係、酸素と老化の関わりを参考に、酸素カプセルは本当に身体をサビ付かせるのかについてまとめました。

酸素は人間には必要な要素

そもそも、どうして人間には酸素が必要なのでしょうか。それは、人間が活動するためのエネルギーが酸素によって作られるからです。人間は呼吸によって酸素を身体に取り込んでいます。身体に取り込まれた酸素は、肺でヘモグロビンと結合し、血液の中を流れながら全身に運ばれていきます。そして身体中の細胞で、運ばれてきた酸素を使って栄養を分解する際にエネルギーが作られます。人間が活動するためのエネルギーというと、手や足の筋肉を動かすための力を想像してしまいますが、実は酸素によって生み出されるエネルギーはそれだけではありません。体温を保つ、内臓をはたらかせるなど、人間が生きるために必要な活動全てが酸素によって行われています。このように、酸素は人間にとって非常に重要で必要不可欠な存在なのです。

老化の原因となる活性酸素はいつ作られる?

人間の生命活動に欠かせない酸素。しかし、そんな酸素の中にも人体に悪影響を及ぼすものがあります。それは活性酸素という酸素。テレビなどで取り上げられているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。活性酸素とは、簡単に言うと身体を老化させる酸素のこと。シミやシワ、がんなどの生活習慣病の原因にもなっています。そんな活性酵素は、一体いつ作られているのでしょうか。基本的に、私たちが呼吸で取り込む酸素のうち約2%は、体内で活性酸素になります。活性酸素が急激に作られるのは、肉体的、心理的に急なストレスがかかった時。例えば、準備運動なしで激しい運動をしたり、精神的にストレスがかかったりした時などに多く作られます。また、飲酒や喫煙も活性酸素を増やすと言われているので、注意したいですね。

酸素カプセルで身体をさび付かせるって本当?

酸素カプセルでは、通常の大気中よりも高い濃度の酸素が充てんされているカプセルの中で呼吸をします。身体の老化を促す活性酸素は通常の大気中の酸素でも発生するので、より高濃度の酸素を吸ったら活性酸素が増えるのではと心配な人も多いのではないでしょうか。老化の原因は酸化です。酸化はつまりサビるということですから、酸素カプセルで身体がサビ付くという噂はここから来ているようです。実際のところ、酸素カプセルが身体をサビ付かせ、老化を早めることはあるのでしょうか。とある酸素カプセルのメーカーが行った実験では、通常より高い濃度の酸素を一週間吸引し続けても、細胞レベルでの老化は認められないという結果が出ています。適度な酸素濃度の設定と、回数の調整を心がけて酸素カプセルを利用すれば、身体がサビ付く心配はありません。

まとめ

身体の疲労回復、怪我の治癒を早めるなど、素晴らしい効果を持つ酸素カプセル。今回は、酸素カプセルが本当に身体をサビ付かせるのかについて見てきました。酸素は人間の生命活動を維持する上で必要不可欠な要素であり、なくてはならない存在です。身体の中に取り込まれた酸素は、一部が活性酸素になり、老化の原因になります。しかし、これは通常の大気中に含まれる酸素濃度でも起こる現象であり、酸素カプセルの利用がこの現象を促進するわけではないということが分かりました。適切な酸素濃度と使用回数を守って利用するようにすれば、より一層安心ですね。